妊婦のくらし

共働きファミリーの子どもの気持ちを考える① 放課後。親が不在で困ることはある?

 

共働き家庭だと、子どもは放課後一人で過ごす時間も長くなりがちです。親が不在の放課後を子どもたちはどのように感じているのか、気になるところ。12人の子どもたちに本音を聞いてみました。

子育てアドバイザー・高祖常子さんのアドバイスも参考にしてくださいね。

 

 

そばにいてほしいときがある。

でも、管理されるのはイヤ!

小学校高学年~中学1年生の12人の子どもたちに【小学生の放課後。親が家にいなくて困ること・イヤなこと】を聞きました。低学年のうちは「さみしい」「一人だとヒマ」という気持ちもあったけれど、しだいに慣れて、それが日常になるようです。むしろ、高学年になると、「親がいないと自分のペースで過ごせるから、いい」と感じる子どもは多いようです。

 

小学生の放課後。

親が家にいなくて困ること・イヤなこと

「家の中がシーンとしている」(男子)

「学校でイヤなことがあったときやイライラしているとき、話を聞いてほしいときがある」(男子)

「不審者が家に来たらどうしよう…と怖くなる」(女子)

「友だちを家に呼べない」(女子)

「寝るのが遅くなる」(女子)

「学校であったことを帰宅後すぐに話せない」(女子)

「夕飯が遅くなってしまう」(男子)

「食べていいもの・ダメなものがわからなくて困る。いちいち親に電話で確認するのもめんどう」(男子)

 

その半面、気楽な面も…

「家でゆっくりできる」(女子)

「ゲームをしていても怒られない」(男子)

「親に干渉されずに、自由に過ごせる時間がたくさんある」(女子)

「ずっとテレビを観ていられる」(女子)

「宿題を自分のペースでできる。時間の使い方を自分で決められる」(女子)

「母親がつきっきりでないから、自由に過ごせる」(女子)

「たまに習い事をさぼっても、ばれない」(男子)

 

高祖さんの子育てアドバイス

子どもの心のモヤモヤに寄り添える

親子関係を目指そう

放課後、子ども一人で過ごす時間が長いと、親は学童や習い事、塾などで時間を埋めようとする傾向があります。

しかし、予定は埋まっても、心がそれで満たされるわけではありません。「学校でイヤなことがあったとき、話を聞いてもらいたいときがある」というお子さんがいました。この場合、子どもは親に相談して悩みを解決したいとまでは思っていないかもしれません。ただ、モヤモヤした気持ちを話して、親に受け止めてもらいたいのだと思います。

自分に関心を寄せてくれている、気にかけてくれている人がいると感じることで、子どもは安心感が得られるでしょう。

 

親子で家事がおすすめ!

子どもの本音を引き出すコツ

 

子どもがなんだか元気がないとき、「何かイヤなことがあったの? 言ってごらん」と親は言うかもしれませんね。でも、悩みを打ち明けられるのは、自分の中である程度、気持ちの整理ができてからです。子ども自身もモヤモヤの正体がわからないのですから、すぐに言葉にはできないこともあります。

 

親が時間に追われていると、親のペースに子どもを合わせようとしがちです。出勤前の朝の数分、夕食から就寝までの1~2時間しかないからと、「何かあったの?」「早く言ってごらん」など、子どもを急かしていませんか?

 

子どものペースに寄り添って、子どもの話を聞きましょう。そのためには、追われている時間を止めて、親も子もフッと気が抜ける時間が必要です。

 

子どもの本音を引き出す上で、おすすめなのが、子どもを家事に巻き込むこと。対面よりも横並びで作業をしながらのほうが、人はリラックスして語れます。その点、家事はうってつけ。親子で洗濯物をたたみながら、料理の手伝いをしてもらいながら、親子の会話を楽しみましょう。学校の話題以外にも、親の仕事の話、ニュースで感じたことなど、「雑談」をおおいに楽しんでくださいね!

 

 

アドバイス/高祖常子さん

子育てアドバイザー。社会人の子ども3人の母。認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事。著書に『イラストでよくわかる 感情的にならない子育て』(かんき出版)など。

 

 

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